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風の殺意
制作 風の殺意制作委員会
ジャンル サスペンスADV
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■あらすじ■
旅立っていく仲間の送別会のために山奥の別荘に集まった、放送部のメンバーたち。
そしてその夜、「事件」は起こった……。
21の結末と、5つのおまけシナリオ、23枚のイベント絵を用意しました。
あらゆる謎が解ける結末はたったひとつ。
けれどどの結末も、人の哀しみや、人間関係のドラマを重視しています。
どうか謎解きだけではなく、登場人物たちの心の中へと旅立ってみてください。
(↑作者様のページから引用させていただきました)

ジャンルとしてはサスペンスアドベンチャーゲームとなります。といっても他のこの手のジャンルと違い、犯人を当てる事や犯行のトリックを見破る事より、人間ドラマとしての部分が強いと思います。というのは犯人がすぐわかってしまうんです。それより複雑な人間関係、一人一人のキャラががこの時こう思っていたというのがわかる時の方が犯人がわかる時より衝撃なんです。キャラがみんな良く出来上がっており細かい所までこだわって作ったのがわかります。このキャラ作りに大きく貢献しているのが、キャラ個別シナリオです。ある条件が揃うと主人公以外の視点によるショートストーリーが見られます。個別シナリオで主人公視点では明かされなかった謎やキャラのバックストーリー、そしてもちろんそのキャラの思っていたことがわかります。この個別シナリオがストーリーを奥深いものにしています。

グラフィックは少し少女マンガ風でしょうか。最初は一部の立ち絵に違和感を感じたりしましたが終わる頃には慣れていました。一枚絵はかなりレベルが高いです。かなり気に入った絵も数枚。特に主人公の涼子が自分好みに描かれていました。あとさやかさん、えろす。血の描写が結構あるので苦手の人いはきついかも。グロというわけではありません。恐らく背景も自分達で作られたと思うのですがかなりの出来栄えです。

エンディングが大量にあるのですが、数個なくても良いと思うものも。条件もわかりにくいものが多いので自力で全て集めるのは難しいです。作者様のページに攻略が置いてあります。ベストエンドでも気分爽快になれるような物ではないので人によっては受け付けないかもしれません。違うエンディングでも最後が違うだけでそれまでは一緒なのがほとんどなのでエンディング集めは作業になってしまう事も。

熱中してプレイできました。文句無しにオススメ出来る作品なので興味をもたれたら是非プレイしてみてください。

p.s.一部の画面に切り替わると時に異常に長く読み込みが入るのは自分のPCのせいだろうか。

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