東方の二次創作ストーリーを大正キネマティックな楽曲で表現したコンセプトアルバム。
がんばれゴエモンチックとでも言えばいいかな、良い具合に気が抜けてます。
しかしとぼけているようで実は質の高い楽曲が並んでます。ブックレットに掲載されているＳＳは永夜抄（未プレイ）のネタバレが含まれていそうで読んでいないのですが、シーンがサブタイトルになっている曲名を見ながら楽曲を聴くだけでどんどん頭にイメージが沸いてくる表現力のある曲ばかり。

壮大（？）なストーリーの開始を期待させる�@。うって変わっておちゃらけた大正キネマ臭がプンプンする�A。自然と（妄想の）OP映像が頭の中で流れます。その後もジャズ、アンビエント、ヒップホップ、ロックなど様々なジャンルで物語を表現しています。そして物語のオチを表現したと思われる�Kで気が抜けた終わり方をして�Lで頭の中に（妄想の）スタッフロールが流れます。

何かを表現したCDが多かったC69のCDの中でもこれが一番表現力がありました。頭の中で幽々子や妖夢、その他のキャラが走り回ってる姿がイメージ出来ます。もちろん曲としての出来もよく特に�@�A�K�Lはかなり良い。

C69でゲットした東方CDではこのCDが一番気に入ったかな。オススメ。